「馬の祈り」 [どうぶつ達のこと]


みなさん、明けましておめでとうございます。
今年は「馬年」ですよね。
馬は犬とほぼ同じ感情を持つどうぶつです。
僕は全てのどうぶつが大なり小なり感情を持っていると
思っています。
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「馬の祈り」

わたしに食物と水をお与えください。
一日の仕事のあとには、どうかわたしを気遣ってください。

わたしが安心できる住処を
清潔な寝わらと広い馬房をお与えください。

わたしに話しかけてください。
声をかけてください。そうすれば、手綱を使わなくてもすむのです。

わたしに優しくしてください。
そうすれば、わたしは喜んであなたを愛し、お仕えします。

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「あいりん」H25.4.24生まれ

上り坂を行くとき、手綱をひっぱったり
鞭で追い立てたりしないでください。

わたしがあなたの言うことを理解できないとしても
叩いたり蹴ったりしないでください。
そうではなく、わたしが理解するための時間をください。

わたしがあなたの指示のとおりに動かなくても
わたしが不従順だと思わないで下さい。
おそらく馬具かひづめの具合が良くないのです。

わたしが飼い葉を食べないようなときには
わたしの歯を調べてください。
おそらく歯が悪くなっているのです。
その痛さをあなたもよくご存知のはずです。

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「とうか」H25.4.26生まれ

引き綱を短く縛らないでください。
また、わたしの尾を編まないでください。
尾はわたしにとって、蝿や蚊と闘う唯一の武器なのです。

そして最後に、愛するご主人様
ついにわたしが役に立たなくなったときには
わたしが飢えて凍えるままにしないでください。
わたしを売らないでください。

わたしを新しい主人のもとへ送らないでください。
その人はわたしを痛めつけて殺すかもしれません。
飢え死にさせるかもしれません。

そうではなく、愛するご主人様、そのときには
あなたのその手で、わたしを安らかに
ひと思いに殺してください。

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「さつき」H25.5.1生まれ

そうすれば、神はこの世と次の世においても
あなたに恵みをお与えくださるでしょう。

わたしがこのようなことをあなたにお願いするからといって
不愉快だなどと思わないでください。

わたしはこのことを主の名において、
わたしと同じく馬小屋にて生を受けた、あなたの救い主、
イエス・キリストの名においてお願いするのです。

アーメン。


-Dressage in Harmony by Walter Zettl より抜粋、
日本語訳:塩谷文子さん
「とどけ!馬の祈りプロジェクト」より

馬の写真は全て青森県の天然記念物に指定されている
去年生まれた「寒立馬」です。
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「馬の祈り」とは、英国のある古い馬小屋の壁に書かれていたとされる、
作者不詳の詩です。
出展元:「Dressage in HarmonyFrom Basic to Grand Prix-」



馬だって名前を呼べば走って駆け寄ってくるんですよ。





今日もご訪問ありがとうございました。

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